
手元に2つ、同じラベルのウイスキーがある。
スコシアロイヤルというスコッチウイスキーである。
ネックに「ウイスキー特級」の印字があるので、1989年以前のものであるのは間違いない。
そんな古いウイスキー、なぜ2つ同じものがあり、どちらも空いているのか。
理由は「ヒネ」にある。
あれはセミが活発に鳴いていたいつかの7月頃。
かねてよりスコシアロイヤルは美味しい、という前評判を聞いており、楽しみにボトルを開けたのだがとてつもなくヒネていた。
香りからして様子がおかしいのである。
キャップ裏の材質によりトマトや古くなったプラスチックの香りが移ってしまっているウイスキーはよくあるが、スコシアロイヤルのキャップはそのどちらとも異なる。
普通の、ラミネートされた紙のような材質である。
個人的には安全性の高い材質のキャップという認識である。
それがなぜ、こんなにもヒネてしまっているのか。
楽しみにしていた分、気分の落ち込みも激しい。
どうしてもスコシアロイヤルを味わいたかったので、すぐに未開栓のものを探してきて空けた。我が家のウイスキーストックは数多くあるので、同じ銘柄が複数本あることも珍しくない。
するとどうだろう。新しく開けたボトルはヒネておらず、美味しく味わうことができた。
まろやかでとろんとした舌触り。香りは濃い甘さを予想させる、まったりとしたみたらし団子のたれのようであるのに、味わいはそれほど甘くない。
カラメルソースのような味わい。
他のウイスキーに比べてもその印象が強く感じられる。
そんなことからふと、ウイスキーに感じられるヒネの原因は、添加されているカラメル色素なのではないか、と思った。
ジョニ黒やローガンなど、カラメルを思わせる色味や香り、味わいのウイスキーは数あれどここまで味にカラメルのような印象を抱いたのはこのスコシアロイヤル、ひとつである。
単に私の経験値が少ないだけ、と言えなくもないが。
その答えは果たして。。
それでいくとカティサークにヒネたボトルはないことになるね!?
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